いろいろな活動内容

中西三貴雄・大久保康徳のフランス研修レポート2011

2011年10月30日(日) 7日目

ホテルを出発

6:30頃 ホテルを出発・・・ストラスブールへ
フランスは横断する電車がなくパリから東西南北へと電車が出ているそうです。意外な気がして不思議に思いました。

9:45  ストラスブールの駅到着
CSMのシェフパティシエのジャンマリー氏と日本のCSMのパティシエール安島成美さんが待っていて下さりました。タクシーでホテルへ一旦向かい電車で2駅ほどのところのキューブレーへ行きました。

まるでおとぎの国の『ストラスブール』

キューブレー

このお店は去年MOFのファイナリストになった浅見よしのりさんがシェフパティシエをされているお店でオーナーはMOFだそうです。残念ながらオーナーはいらっしゃらなかったのですが、工場を見学させてもらおうと中に入ると、僕の専門学校で同じクラスで仲の良かった前田よしみさんが働いていてお互いにびっくりしました。久しぶりの再会がフランスで、しかも郊外のストラスブールで会うとは思ってなかったので本当にびっくりしました。
キューブレーはパリのように洗練されたケーキではなかったですが、伝統をしっかりと受け継いだフランス菓子が出ていて迫力がありました。浅見さんは笑顔で優しかったですが、フランスでシェフになるためにはかなりの努力をされたのだろうなと思い同じ日本人として尊敬しました。そして凄く刺激を受け、自分ももっと頑張ろうと思いました。

左:キューブレイ 中央:"ジャンマリー"氏 右:同級生前田よしみさん

ストラスブールを散策

その後ジャンマリー氏の案内でストラスブールの町を散策しました。特に迫力があったのは、11世紀に建造されたノートルダム大聖堂でフランスに来て1番の感動でした。  
ジャンマリー氏は自分が20代だったら日本で働いていたというぐらい日本が大好きだそうで、日本語で僕たちに話しかけたり、笑顔を絶やさない陽気な方で、日本で流行したギャグも織り交ぜながら町を案内して下さりました。かなり町を歩きましたがずっと楽しく過ごせました。

左:『ノートルダム大聖堂』 右:セーヌ川

夕食

その後晩食を食べにストラスブールにあるレストランに入りました。ストラスブールではドイツの占領下に置かれたこともありビールやシュークルート(キャベツの酢漬けと豚肉、ソーセージなどを煮込んだ食べ物)が名物になっているそうです。そこで3人がシュークルートを頼んだのですが、日本では6人で食べるぐらいの量が運ばれてきました。美味しかったのですがフランス料理のコースばかりを食べていた僕たちには申し訳ないですがかなり厳しい量でした。前菜でジャンマリー氏に勧められ初めてエスカルゴを食べました。バターで焼いたエスカルゴはサザエに近い味でした。その残ったソースをパンにつけて食べるのが美味しいと教えてくれました。日本では食パンが主流ですが、フランスではバゲット等ハードタイプのパンを料理のソースをつけて食べるのが当たり前です。だからフランス人はパンが好きなのだなと思いました。ちなみにフランスではパンドミ(食パン)は1日に2~3個しか売れないそうです。
その後もジャンマリー氏の変わった?日本語とギャグと日本のパティシエの話や家族の話を楽しく話しておられ、僕たちも笑いの絶えない食事をすることができました。ジャンマリー氏に感謝です。

左:ジャンマリー氏と夕食 右:シュークルート