いろいろな活動内容

中西三貴雄・大久保康徳のフランス研修レポート2011

2011年10月31日(月) 8日目

午前中 CSMの工場見学

この工場ではパートダマンドとクリームパティシエールの粉の製造工程を見学しました。
工場内で使われるカカオバリーのチョコレートは従業員がつまみぐいをするので廊下にバケツを置いてそこにチョコレートを入れ自由に食べれるようにしているそうです。日本では考えられない発想ですが、これがフランスなんだなと思い納得しました。
工場の中は機械化されていました。製造工程はあまり見れなかったですが衛生面や異物混入を防ぐ対策がしっかりとれていて月のクレームが世界中で100件をきるのを目標にしているそうです。世界中で100件はかなり少ないなと思い、自分たちの仕事でも異物混入やクレームを防ぐ努力と対策をしっかりしていかないとなと思いました。

講習会

お昼をはさみ14時頃からCSMのマルグリットの製品を使用したデモが行われました。デモで作っていた製品は、ブリュレの粉にお湯を入れるとそのままムースができるといったものや、マカロンの粉にお湯を入れるだけでマカロンができるなどで、僕たちの仕事にすぐに応用できるといった物ではなかったですが、時間短縮や卵を使うリスクを減らすことや職人の少ない店等で使うと効果がある商品だと思いました。こういった商品をみたことがなかったので新鮮さがあり楽しかったのと新しいアイディアを知ることができました。

左:マルグリットの製品を使用したデモ 右:CSM講習会作品

このデモのために2日間準備して下さったCSMの方々を初め、ジャンマリー氏に感謝します。彼に最後に名刺を渡すと次回来日した時には必ずお店に行くと言って下さったので彼がもてなしてくれたように、こちらもおもてなしをしたいなと思うと同時に彼の人柄の素晴らしさに感銘を受けました。
自分たちも彼のように他人に接することができるようになるように努力しないといけないなと思い勉強になりました。